日記調査は、参加者が続けてくれてこそ成り立ちます。最初の2日間は簡単です。参加者は興味津々で、タスクも新鮮だからです。5日目になると目新しさが薄れ、投稿の質が下がり始めます。幸い、参加者が離脱する理由の多くは、リサーチャーがコントロールできるものです。ここでは、私たちが効果を確認できた方法を紹介します。
まず時間の予算を決める
タスクを1つ書く前に、1日あたりどれだけの時間をお願いするかを決めてください。1〜2週間の調査なら、ほとんどの人にとって1日5分が妥当な上限です。3〜4週間なら、もっと短くしましょう。その数字を書き留め、すべてのタスクがそれに収まっているか確認します。
よくある失敗は、「あと1問だけ」を足し続けて、1日が15分もかかるようになることです。人は、1日だけ長いからといって離脱するわけではありません。毎日が長いから離脱するのです。
1つのタスクに1つの役割
各タスクの役割は1つに絞ります。「夕食の写真を見せて、どう選んだかを教えてください」は役割が1つです。「夕食の写真を見せて、どう選んだかを教えて、気分を評価して、今日食べたものを挙げて、冷蔵庫の写真を撮ってください」は5つです。
タスクで複数の回答が必要な場合は、主となる回答を最初に置き、残りは手早く答えられるものにします。選択や評価は数秒で済みますが、動画には数分かかります。
適切なタイミングを選ぶ
日記の投稿は、その瞬間に近いほど価値があります。各タスクをいつ開くかを考えましょう。
- 決まった時刻に:夜の振り返りは、各参加者の現地時間の午後8時に開きます。
- 出来事をきっかけに:「買い物をするたびに」のような繰り返しタスクは、その出来事が起きたときにいつでも実施できます。
- 期間を設けて:各タスクをどのくらいの間開いておくかを決めます。24時間が一般的です。週末のタスクは、もっと長く開けておいてもかまいません。
日数を各人自身の開始日から数えるのも有効です。参加が2日遅れた人にも、3日目ではなく、まず1日目のタスクが届きます。
リマインダーは1回、やさしく
リマインダーは役立ちますが、多すぎると催促のように感じられます。通常は、タスクが開いたときに1回送れば十分です。送るのは、参加者が実際によく見るチャネルにしましょう。多くの参加者にとっては、メールよりWhatsAppやSMSです。夜間には決して送らず、参加者がオフにできるようにしてください。
初日は簡単にする
1日目は、調査の進め方を知ってもらう日です。短くて親しみやすいタスクを用意しましょう。たとえば「30秒で自己紹介をして、今いる場所を見せてください」です。これで、録画とアップロードが機能するかを確認でき、各コードの参加者の顔も覚えられます。
聞いてもらえていると感じてもらう
日記調査で最も強い動機づけは、返信です。3日目に、1日目の発言について短いフォローアップの質問をすれば、参加者は誰かが見てくれていると感じます。フォローアップは具体的にしましょう。「月曜日にアプリが分かりにくいとおっしゃっていました。具体的に何が起きましたか?」
ダッシュボードで静かになった人を見つけたら、早めに連絡してください。1日休んだ時点でのやさしいメッセージは、3日休んでからの警告よりも効果があります。
形式は変えても、核は変えない
日ごとに比較したいなら、1つの核となる質問を、毎日同じ形式で聞きます。その周りの質問は変えましょう。ある日は写真、次の日はボイスメモ、週末は短い動画といった具合です。変化をつければ、比較を損なわずに参加者の興味を保てます。
終わり方を大切にする
最後のタスクは、終わりだと感じられるものにします。「2週間を振り返って、何が変わりましたか?」そのうえで、きちんとお礼を伝えましょう。最後のタスクを送ってくれたときのお礼のメッセージと、謝礼についての明確な説明があれば、よい印象が残り、また参加してもらいやすくなります。
2週間の計画例
- 1日目:自己紹介(動画、30秒)と、製品を置いている場所の写真。
- 2〜13日目:毎晩、その日の使用についての1分間の動画と、気分の評価。「使うたびに」の繰り返しタスクで、手早くメモを残す。
- 7日目:短いツアー動画、「1日目と比べて、今はどう使っているか見せてください」。
- 14日目:振り返り、最終評価、そしてお礼。
チェックリスト
- 1日あたりの時間予算を書き出し、守っている
- 1つのタスクに1つの役割があり、主となる質問の後は手早く答えられる質問にしている
- 各参加者の現地時間で、適切な時刻にタスクが開く
- タスクごとにリマインダーは1回、適切なチャネルで、夜間には送らない
- 負担の軽い最初のタスク
- 2日目か3日目からのフォローアップ
- 比較したいなら、毎日同じ核となる質問
- きちんとした終わりとお礼
Zolensaでは、タスクが参加者の現地時間で日ごとに開き、リマインダーはメール、WhatsApp、SMSで1回だけ送られ、ダッシュボードには声をかけるべき人が表示されます。詳しくは日記調査のソリューションをご覧ください。




